SG(スケープゴート)とは、
和訳すると身代わりのこと。
「人狼があえて怪しい人を噛まずに
最後まで身代わりとして残し、
自分の代わりに吊られてもらう」
という人狼側の作戦をSGといいます。
また、
SGされそうな位置の人のことを、
SG位置(エスジーいち)と呼びます。
※”s字位置”じゃなく”SG位置”です。
あなたもよく注意しないと、
SG位置になってしまうことも!
人狼は吊られないようにするために、
常にSG位置を探しているのです。
目次
SG位置が無いと人狼は消去法で負ける
SG位置の強さについて理解するために、
”村に3人残った場合”を考えましょう。
人狼がSG位置を作らないと、
人狼が負けてしまう理由を、
1.怪しい人が1人の場合
2,白い人が2人の場合
この2つの例を使って解説します。
みなさんもぜひ、
人狼の目線で考えて見てください。
1,怪しい人が1人の場合
3人のうち怪しくない人が2人、
怪しい3番が1人残ったとします。
(↑この怪し3番は本当に人狼とする)
2番○(怪しくない)
3番●(怪しまれている)
この場合はどうなるでしょうか?
誰が吊られると思いますか?
怪しい人が吊られる!
もちろん、
多数決で怪しい人吊りになります。
つまり人狼が負けてしまいます。
2番○ 3吊り賛成!
3番● ぐっ…!
⇒3番を吊ろう!=人狼のまけ
2,白い人が2人の例
次に考えるのは、
怪しくない人(白い人)が2人いて、
グレー(怪しさ不明)な人が1人いた場合。
2番○(怪しくない!白い!)
3番●(微妙。グレー)
この場合はどうでしょうか?
誰が吊られるでしょうか?
グレーが吊られる!
そのグレーな人(人狼)は、
直接黒くはないものの、
消去法により、
吊られてしまします。
2番○ 1に賛成だなー
3番● ぐっ!
⇒消去法で3番吊り=人狼の負け
まとめ|SG位置を作らないと人狼の負け
この2つの例から分かるように、
人狼は怪しい村側の人=SG位置を
最終盤面に残さないと、
消去法で吊られてしまい
負けてしまうのです!
それでは、
人狼がSG位置を作った場合を見てみましょう。
人狼がSG位置を作った場合
今回の例も3番が人狼です。
2番●(微妙。グレー)(本当は村側)
3番●(微妙。グレー)(本当は人狼)
ただ一つ違う点は、
2番さんが唯一白い1番さんに、
グレーor黒と見られていること。
(2番さんは本当は村人です。)
つまり、
2番はSG位置にされている
と言えます。
この場合、
勝負のカギを握っているのは、
白い1番さんの1票ですね。
1番さんはかなり困る
2番●(微妙。グレー)(本当は村側)
3番●(微妙。グレー)(本当は人狼)
1番さんは確白が決定していますが、
1番さん目線2か3どっちが狼なのか、
判別する方法は一つもありません。
どちらともとれるのです。
2番さんのしてきた行為
2番さんは、パッションもなく、
村スラをしてみたり雑なぐりをしたり、
他人の意見と同じようなことを言ったり、
時には黙ってみたりしています。
(SG位置になりやすい特徴を
全て併せ持っていますね。)
でも3番さんも同じくらい怪しい。
また2も3も確白でもないし、
役職でもありません。
SG位置にされた人の末路
こういった怪しい点があったので、
人狼に目をつけられ、
2番は最後まで噛まずに
SG位置として取って置かれています。
この場合はどうでしょうか?
誰が吊られると思いますか?
答え|分からない!
答えは分かりません!
2かもしれないし、
3かもしれません。
2番●(やめてー)(本当は村側)
3番●(2をSGにしてよかった…)(人狼)
しかし、
先程の人狼が絶対に負ける2つの例とは、
圧倒的に違うのは明確ですよね。
勝率が50%もアップした
村からしたら2番さんのせいで、
消去法による勝利はなくなり、
人狼からしたら、
2番さんをSG位置として
まんまと利用してやったおかげで、
50%勝てる勝負に持ち込めたのです!
(計50%アップ!)
もしもこれが3人グレーだったのなら。
SG位置を2人も残せていたのだとしたら、
かなり人狼有利な展開になってくるでしょう。
身代わり(SG)が必須
人狼は必ず怪しくなります。
なぜなら、
人狼と村側の行動は
根本的に違うからです。
村側は推理をしていますが、
人狼は一度も推理をしません。
また、
発言や行動も全く異なります。
「人狼ゲームは多数決である」
という全てに通じる基本は、
こちらの記事でかなり詳しく解説しています。
まだ違いが分かっていない人や、
人狼歴が浅い人は必見です。
人狼は絶対に怪しくなる
つまり人狼は、どうあがいても
怪しくなってしまう運命です。
完全に怪しまれない
発言から判断された真っ白な人狼など、
ほとんど作れることはありません。
大抵の場合、
黒か黒寄りのグレーかグレーになります。
だからこそ、
最終盤面で人狼の身代わりとなって
吊られてくれるSG位置の人を、
噛まずにとっておく必要があるります。
人狼はSG位置を作るべき
したがって人狼は、
SG位置を作る努力をするべきです。
つまり
人狼は怪しい人を残し、
最後の3人の中にSG位置の人を
上手く残せるようにします。
逆に村側の人間は、
SG位置に入ってしまわないよう
立ち回る必要があります。
たとえば、
寡黙、村スラ、雑なぐりなど、
SG位置になりやすい行為は避けるべきです。
人狼のSG位置の作り方とは
SG位置を作ることで、
さっきの例の最後の3人のように、
消去法で人狼がバレる、
ということはなくなるります。
人狼は怪しくない白い人を
先にバンバン噛んでいきましょう。
たとえば片白から噛んでいったり、
発言が白い人を噛んでいきましょう。
SG位置をとっておく
一方で、
SG位置を作るため、
ちょっとでも怪しい点や
つっこむ点がある村側の人は、
わざと噛まずに取っておくのです。
そんな怪しい人は、
村側としてもぜひとも吊りたいので、
途中で吊られてしまうかもしれません。
しかし、よく考えてみると、
それはすでにSG成功しているのです。
自分が吊られてしまう代わりに、
無実の村側が釣られたのですから…。
最終盤面でツッコめ!
そして舞台は最終盤面に。
SG位置を見事取っておけたなら、
その人の黒要素にツッコみ、
消去法を破壊すれば
みごとSGの完成です。
自分も怪しいですが、
怪しい人をもうひとり
SG位置として取っておいたので、
まだ勝つ可能性を残せるのです!
人狼の人狼殺攻略には、
SG位置を残すことが
かかせないんです!
村側のSG対策
SG対策をしよう
そんな強力なSG位置。
村人陣営は
それに対抗するために、
SG位置の人を吊る、
という作戦があります!
それは、怪しければ罰する作戦です。
推理力を磨くのが一番のカギ
少しでも寡黙だったり、
怪しい点がある人は
どんどん吊っていきましょう。
村の推理力を高めることで、
人狼をSG位置もろとも吊る
ことができます。
村のレベルが高まると、
怪しい行動をするSG位置の人も減るので、
さらに人狼を見つけやすくなります。
人狼を吊れなくてもいい
村の推理が外れてしまい、
たとえ人狼が吊れなくとも、
怪しい人を吊ったのならば、
それは自動でSG対策になります。
先程も言ったとおり、
人狼は怪しい人を残し、
怪しくない人を噛んでいきます。
それに対抗し、
村はしっかりと推理し、
怪しい人を吊っていき、
怪しくない人を残しましょう。
これが人狼のSGに対抗する、
村側の人狼殺の攻略法です!
SGはなぜ成立するのか
ここまで読んでみて、
疑問が沸かないでしょうか?
SG位置は本当にあるのかと。
人狼は怪しい人を残し、
怪しくない人を噛んでいき、
それに対抗し、
村は怪しい人を吊っていきく。
よく考えてみると、
これでは、
SG位置の人は
村に吊られきってしまい、
人狼がSG位置を残すことは
不可能だと思うかもしれません。
人狼のほうが情報がある
しかし、
よく見てみると、
人狼と村側には、
情報の非対称性があるのです!
どういうことかと言うと、
村側は人狼と違い、
怪しい人の真偽は分からないので
吊る人は不確実です。
大体自分以外の人は怪しく、
村から見て白い人なんて1~2人です。
一方、
人狼はというと、
黒は見えているので(自分)
確定情報で白を噛むことができます。
これこそがSG位置の非対称性。
SG戦略が成り立つ理由です。
SG位置に入らないよう注意
村人のみなさんは、
SG位置に入らないよう
注意する必要があります!
怪しい発言や村利のない行動など
少しでも疑われる行動を取れば、
・吊られてしまう
⇒人狼を吊る確率が下がる
・最終盤面で吊られ位置になる
⇒みごとにSG位置にされていて、戦犯
こういったデメリットしかありません。
よく言われる
”村スラはSG位置にされる”
というのも納得できますよね。
人外側が村スラして
占いを辞退する可能性がある以上、
村スラはSG位置にされてしまいます。
まとめ
人狼殺攻略のためには、
SG位置という、
すこし上級者向けの
用語も覚えておきましょう!
そして覚えるだけでなく、
実践で使っていきましょう!
用語やセオリーとは、
使っていかないと覚えられません。
常にSG位置を意識しつつ、
人狼殺上達の道を歩みましょう!
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